前職は営業として、広告代理店で働いていました。環境や待遇に関して不満はなかったのですが、当時のお客様は広報担当者。決裁権がないケースがほとんどですから、その担当者の先にいる責任者の考えや意見によって、成果が左右される状況にありました。
そのため、「決裁権のある人と仕事をしたい」「営業のスキルをもっと活かせる仕事をしたい」と考えるようになり、転職を決意。お客様が心からほしいと思えるものを提案し、ダイレクトに喜びを感じられる仕事をしようと考え、家づくりをしている七呂建設に入社しました。

当社の採用サイトを見たとき、「雰囲気の暖かそうな会社だな」と感じたことを覚えています。その印象は、今でも変わっていません。
実際に働いてみると、「こんなに働きやすい職場はない」と断言できるほど、伸び伸びと働ける職場だと思いました。意欲あるメンバーは成長できる環境が整っているし、新卒や転職者が頑張っていると、中堅の社員は「自分たちも負けられない」と、一緒に成長していこうとする風土がある。和気あいあいとしながらも、お互いに高めあう文化があることは、とても良いことだと思います。

私自身、入社してから大きく成長しました。 入ったばかりの頃はわからないことも多く、数多くの失敗を経験してきましたが、そのときに相談していたのは七呂社長。七呂社長に相談すると、どんなに遅くとも真剣に話を聞いてくれました。
七呂社長は、資料を見て「もっとこうした方がいい」とアドバイスをくれたり、現場の下見にも同行してくれたりしました。またとても行動的で、現場が森や茂みであっても、躊躇することなく進んでいく。「ここまでするのか」と驚きましたし、たくさんのことを教えていただきました。

そんなふうに社長に相談した案件の中でも、忘れられないお客様がいます。そのお客様は、家を建てたいのだけど、土地に様々な制約がありなかなか建てることができないと悩まれていました。
その話を聞いた直後、七呂社長が、「今から現場を見に行っていいですか」と一言。日が落ちて暗くなりそうなときでしたので驚きましたが、その積極的な姿勢に感動しました。
結果的にその土地には家を建てることができ、お客様はとても喜んでくれましたし、私自身も「もっと積極的に行動しなければ」と学びました。今でもこのときの教えを実行するとともに、後輩に伝えていっています。

仕事をしているとたくさんの壁にぶつかりますし、くじけそうになることもあると思います。しかし、時間をかければ誰でも必ず成長できるし、壁を乗り越えられるはず。「諦めずにやれば必ずできる」という強い心を持ち、取り組み続けることが大切ではないでしょうか。
家は、一生に一度の大きな買い物です。だからお客様も本気だし、だから面白い。やりがいのある仕事だと思います。これから入社される方々は、不安や悩みもあると思いますが、お客様を思う気持ちと、成長したいという気持ちを持って、ともに仕事に向き合っていきましょう。